ドロッポ医になるにあたって、心理的にハードルになるのが
ドロッポ医として、安定して仕事にありつけるだろうか?
という疑問でしょう。
いざドロッポしてみたけど、すぐにクビになって仕事が無くなった、なんて事になったら目も当てられません。
今回は「ドロッポ医として長生きするためのコツ」についてです。
ドロッポ医として長生きするためのコツ1、しっかりコミュニケーション
ドロッポ医にとって、仕事の差別化要因とは何でしょうか?
専門性?違います。
コミュニケーションスキルです。
ドロッポ医の仕事は、専門性が高く無い内容がほとんど。代わりにコミュニケーションスキルで、差別化する事ができます。
ドロッポ医に限らず、医師はこのコミュニケーションスキルを、過小評価している人が多いと思います。
それよりも、とにかく医学的な専門性を磨く事に必死です。
しかしドロッポ医の行う仕事の世界においては、専門性はほとんど役に立ちません。
それよりも、話がしやすく、通じやすい。
スタッフから見ても、話がしやすく、通じやすい。
患者さんから見ても、話がわかりやすく、怖く無く、親しみやすい。
こっちの方が重要です。
多くのドロッポ医含め、医師が意識していないからこそ、コミュニケーションスキルによって大きな差別化を得る事ができます。
最近の若いドロッポ医は、割とこの辺りを直感的に理解しているのか、円滑なコミュニケーションができる医師が多い印象です。
ドロッポ医として長生きするためにも、円滑なコミュニケーションを心がけましょう。
ドロッポ医として長生きするためのコツ2、素早いホウレンソウ
ドロッポ医として長生きをするなら、病院事務や上層部へのホウレンソウはしっかり、素早く行いましょう。
ここも、ドロッポ医だけでなく医師全体が割とおざなりにしがちなポイントです。
具体的には
- メールが来たらすぐに返信する
- 不在着信が入ってたらすぐコールバックする
など、ビジネス上で一般常識と言える事も、医師の世界ではまだ常識として浸透していません。
ドロッポ医としての、差別化要因の1つです。
ドロッポ医として長生きするためのコツ3、枝を複数に伸ばす
ドロッポ医として長生きするためのコツで最も重要なのがコレです。
例題。
あなたは今、ドロッポ医になるべく準備中です。手始めに、毎週土曜日にバイトを入れてみる事にしました。その場合
- 1バイト先、月4回
- 4バイト先、月1回ずつ
の、どちらが良いでしょうか?
どちらも「毎週土曜日にバイトを入れる」という条件ではあります。
答えは後者、バイト先が複数ある方です。
なぜか。理由は2つあります。
1つめ、収入源の分散。
前者の場合、クビになったら一気に収入源が減ります。迷子のドロッポ医のできあがりです。
後者の場合、1つの勤務先が減っても、全体の25%減に止まります。残りの75%で、ドロッポ医としてまだやっていけますね。
複数の病院と関係があれば、収入源の分散につながるため、ドロッポ医としての生存確率を高める事ができます。
2つめ、情報源の分散。
病院側の立場になって、考えてみて下さい。
仮に常勤医が辞めたり、バイト医が辞めて医師が不足した場合、既に関係のある医師に「追加で仕事しませんか」と声をかけたくなりますよね。
既に関係があるから、ある程度の信頼関係はありますし、採用コストもかかりません。
病院側からすれば、この「既に関係のある医師に来てもらう」方が、オイシイわけです。
ドロッポ医になって、新しくバイト先を探すにあたって、サイトに登録して検索するのは確かに有効ですが、こういう「既存の関係からのお声がけ」も、また同時に有効です。
複数の病院と関係があれば、複数の病院から「お声がけ」をいただける可能性が高まるわけです。
情報源の分散は、ドロッポ医としての生存確率を高める事ができます。
以上2つの理由から、ドロッポ医として長生きするためのコツとして、複数の病院と関係を持つという事は非常に重要です。
これは小手先のテクニックとか努力ではありません。
ドロッポ当初から構築しておくべき、構造です。
この構造を得るべく、枝を複数伸ばすためには、どうしたら良いか。
簡単です。複数のサイトを登録して、なるべく多施設と関係を持つ事です。
複数サイトから網羅的に情報を得て、なるべく多くのバイト先を手札に加える。
これが、ドロッポ医として長生きするためのコツとして、最重要です。